(2022/03/15)

バルセロナは、2024年のアメリカズカップのレガッタ開催地が発表される期限まであと2週間と迫ったいま、アメリカズカップの開催地として立候補したことを明らかにしました。

バルセロナは以前からこの招致活動に取り組んでいましたが、このプロジェクトについては内密に進行することを希望していました。

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Courtesy of ACE/Studio Borlenghi

そして、最終的にバルセロナは、同じスペインのマラガ、アイルランドのコーク、サウジアラビアのジェッダと共に候補に残り、3月31日にディフェンダーであるチームニュージーランドとロイヤルニュージーランドヨットスクアドロンによって、開催地が発表される予定です。

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ニュージーランドチームのボスであるグラント・ダルトンは、招致活動中の都市を直接視察する途中にあり、来週にはバルセロナを訪れるといいます。

バルセロナは昨年、中央政府の支援を受けて、スペインの複数都市による招致活動の一翼を担うといわれていました。しかし、2007年と2010年にアメリカズカップの開催に成功したバレンシアの招致失敗を受け、バルセロナへの誘致も失敗に終わったかに見えました。

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バレンシアのアメリカズカップ開催は、費用負担をめぐる政治的な対立で頓挫しました。マラガと同様、バルセロナも政治的な波風を立てないように努力してきました。

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スペインの2つの都市は、パンデミックの苦境から国を蘇生させるための大規模イベントの開催をめぐって、厳しいライバル関係にあります。今後の主要イベントとしては、マラガでは2027年の万博、カタルーニャ地方広域圏では2030年の冬季オリンピックが含まれています。

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"カタルーニャの州都であるバルセロナは、ヨット界の頂点となるレース会場になることを強く望んでいます "と地元カタルーニャニュースもバルセロナの招致を報じています。

バルセロナは、このイベントを意欲的に開催する用意があることを公表しており「この構想は、カタルーニャの様々な行政機関や民間企業による共同努力の結果である」と伝えています。

市議会、カタルーニャ州政府、バルセロナ地方当局(Diputació de Barcelona)は、民間の非営利団体であるバルセロナ・グローバルと協力して招致にあたっています。

難航した次回アメリカズカップ開催地決定ですが、ついに来たる3月31日、最終決定が下されます。華麗なる海のF1レースがどこで開催されることとなるのか、世界が注目しています。

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