ベントレーは同社のアイコニックなモデルであるミュルザンヌ(Mulsanne)モデルの幕引きを決定した模様。しかし、その伝説的なステータスにふさわしいセレモニーを用意しました。

美しくスクエアな形を呈したミュルザンヌは、長年にわたってベントレーのフラッグシップとして活躍してきましたが、英国の高級自動車メーカーはついに新時代のフライングスパーへの移行を決め、ミュルザンヌの引退準備に入りました。それは、「ミュルザンヌ6.75 Edition」と呼ばれるモデルで、限定30ユニットだけの生産となります。

この6.75エディション限定モデルは、ベントレーのカスタムパーソナルコミッショニング部門である「マリナー」で今春まで生産が続きます。60年生産を続ける伝統の6.75リットルエンジンは、世界で最も長くサービスを提供するV8エンジンとしての地位を築いています。

「ミュルザンヌは、高級リムジンセグメントのグローバルリーダーとしてのベントレーの地位を維持する上で極めて重要な役割を果たしてきました」と、ベントレーの取締役会メンバーであるクリス・クラフトは声明で述べています。「当社のモデルラインナップのフラッグシップであり、その寿命は、世界で最も優れた自動車を手造りするという私たちの継続的な使命の証なのです」
ミュルザンヌの生産中止により、環境への配慮を含む顧客の嗜好の変化に応えることになりました。ベントレーは2023年までにすべてのモデルにハイブリッドオプションを用意する予定です。

ベントレーは、1980年にロールス・ロイスのシルバー・スピリットのバージョンを作成したとき、ミュルザンヌと命名されたモデルの生産を始め、それは1992年に生産中止となりました。そして、その後2010年に再登場しましたのですが、さて今回は再びの復活があるのかどうか、気になるところです。

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