(2022/03/03)
ドバイは、2022年2月22日に待望の「未来博物館」(MOTF)をオープンしました。この博物館は、この国で最もハイテクで魅力的なアトラクションといわれています。
エミレーツ・タワーの隣、シェイク・ザイード通り(最寄り駅は「エミレーツタワー駅」)に位置するこの独特なデザインの博物館は、50年後の世界を視野に、人工知能から拡張現実、潜在的脅威の特定まで、次世代のソリューションがいかに人類をより良く高め、変革させるかを展示、予測するものです。

グラスファイバーとステンレスのフレームで作られたこの建物は、建築事務所キラ・デザインによって設計され、ナショナル・ジオグラフィックによって「世界で最も美しい14のミュージアム」のひとつとしてすでに認知されています。
UAEの副大統領兼首相でドバイの最高権力者であるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥーム殿下は、その特徴的なフォルムから「地球上で最も美しい建物」とツイートしています。

建築内部にはいっさい柱がありません。高さ77mの建物を支えているのは、エンジニアリングスタジオのBuro Happoldと共同で開発した鉄骨構造で、パラメトリックツールを使って“デジタル成長”させたものです。
外部はステンレス鋼で覆われ、エクステリアにはアラビア文字で書かれた首長国の支配者の名言がほどこされています。
323,000平方フィート、高さ252フィート(約77m)、7階建ての巨大なMOTFは、さまざまな体験を提供するフロアを備えています。

3つのフロアでは、宇宙資源開発、生態系、バイオエンジニアリング、健康と福祉に焦点を当てた没入型の展示が行われています。
また、健康、水、食糧、輸送、エネルギーなどの課題に取り組み、世界に変革をもたらす近未来技術を紹介するフロアや、「未来のヒーロー」になるために、子どもたちが自分なりの方法で課題を探求し、解決することに特化した、小さな子どもたちのためのフロアもあります。

ドバイ未来財団のモハメッド・アル・ゲルガウィ会長は、「未来博物館は、その環境そのものが展示物やアトラクションを絶えず繰り返し変化させるため、常にそれらに適応し変容し続ける "生きた博物館 "なのです」と述べています。
□Museum of the Future (MOTF)
電話:+971 4 516 6569