(2021/06/15)
北マーレ環礁の北東部、世界の富裕層が注目するなか、昨年お目見えしたアイランドリゾートが Fari islands(以下、ファリ島)です。ファリ島はモルディブ政府によって造られた人工島。モルディブ初の統合型リゾートで話題となった「クロスロードモルディブ」に次いで2番目の統合型リゾートとなります。
ファリ島は3つのリゾート島とリゾートで働く従業員用の居住用マンションや、スタッフの教育施設などがある島の4島で構成されています。
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ファリ島のなかには、3つのリゾート宿泊者が利用できるビーチクラブをはじめ、ブティックやハンドメイド品が買えるショッピングエリア、レストラン&バーなどがあります。
空港からはスピードボートで約50分の距離。夜間にマーレ空港に到着してもその日のうちに島への移動ができます。また水上飛行機なら約10分の移動で到着です。

ファリ島には、2021年からワールドクラスの高級リゾートが3つグランドオープンします。
1)カペラ モルディブ ファリアイランド(Capella Maldives, Fari Island)
2023年オープン予定のこのホテルは、シンガポールのホテルグループであるカペラホテルズ&リゾーツにより運営されます。世界で9つの高級ホテルを経営しています。
なかでも有名なのは、シンガポールのセントーサ島にある「カペラ シンガポール」でしょう。
デザイン性の高いモダンな大型リゾートからヴィンテージ感を残したエレガンスなホテルまで、その土地の色を生かしたホテルが魅力的なホテルブランドです。

ファリ島にオープンするこのホテルのポイントは、なんといっても、建築家・隈研吾氏と香港の有名インテリアデザイナー、アンドレ・フー(André Fu)氏がデザインを担当していること。

全室プライベートプール付き、57のヴィラとマンションタイプで構成されます。
モダンでありながらも隈氏が得意とする木の温もりが感じられる、デザイン性の高いリゾートです。建築マニアにはたまらないホテルとなるでしょう。
Concierge:+65 6887 9835
問合せ:info.maldives@capellahotels.com
HP:https://capellahotels.com/en/capella-maldives
2)パティナ モルディブ ファリアイランド(Patina Maldives, Fari Island)
同じくカペラホテルグループのブランドのひとつです。モルディブは3つ目の「パティナ」ブランドとなるホテルです。他に、バリ島・ウブドと中国・海南島の三亞(Sanya)の2か所に展開しています。
公式サイトでは4月30日の宿泊から予約ができるようになっています。

パティナモルディブのヴィラ数は90室、スタジオタイプが20室。モルディブのなかでも大型のリゾートホテルとなります。
ブラジルの建築家、マルシオ・コーガン(Marcio Kogan)氏がデザインを担当。客室は無駄のないミニマリズムのなかに、自然を感じられる工夫が施されたデザインとなっています。
PATINA MALDIVES, FARI ISLANDS
Fari Islands
North Malé Atoll, 20026
The Republic of Maldives
電話:+960 4000 555
問合せ:reservations.maldives@patinahotels.com
HP: https://patinahotels.com/maldives-fari-islands/
3)リッツ・カールトン モルディブ ファリアイランド(The Ritz-Carlton Maldives, Fari Island)
2021年6月1日、ラグジュアリーホテルグループ“マリオット・インターナショナル”が、グループの最高級ホテルブランドである『リッツ・カールトン』をついにモルディブにグランドオープンしました。
全室プライベートプール付きの豪華なヴィラ、そして24時間対応のバトラーサービスが用意されます。モルディブでの贅沢なリゾートステイは約束されたようなもの。
公式サイトでは5月1日の宿泊から予約ができるようになっています。

島内には7つのレストランとバー、さらにキッズクラブも完備。ハネムーンはもちろん、ファミリー層も楽しめるリゾートとして人気が出ること間違いなし。
1~3ベッドルームのプール付きヴィラが全部で100棟。紺碧の海の上にあるか水上ヴィラまたは白い砂浜ビーチの入り江に建てられたビーチヴィラに分かれています。各ヴィラはモダンでミニマムなデザイン、最もスタンダードなカテゴリーの“POOL VILLA”でも150㎡の広さがあります。床から天井まである大きな窓が特徴で、朝起きた瞬間からオーシャンビューを楽しむことができます。最もゴージャスな1500㎡のリッツカールトンエステートは、なんと1500㎡というまさに広大なエステートで、プライベートシェフと専属バトラーが付きます。
また、ターコイズブルーのラグーンに囲まれたザ・リッツ・カールトンスパには、リラクゼーションラウンジ、サロン、スパトリートメントルームを備え、贅沢なウェルネス体験を提供しています。
The Ritz-Carlton Maldives, Fari Island
North Male Atoll
Male, 20013 Maldives
電話:+960 4000999
問合せ:maldives.reservations@ritzcarlton.com
□現在(6月1日現在)、モルディブへの入国には下記が必要です。
*96時間以内のPCR検査陰性証明書
(各島へ入るときは、PCR検査陰性証明書の提示を求められることもあります)
*ホテルの予約確認書
*6か月以上の残存期間をもつパスポート
観光客の入国後2週間隔離は不要。島内では、マスクを付けることが義務付けられています。現在、モルディブへのパッケージツアーは、日本の外務省の渡航勧告レベルが2以下にならないと販売できないことになっています。
心配なインド型変異ウィルスについてですが、モルディブでは5月9日からインドをはじめとするインド洋地域と南アジア7カ国からの入国を禁止しています。
日本では5月31日現在、緊急事態宣言が延長となった都道府県もあり、自由に海外旅行へ行ける日はまだ先だと思いますが、条件が整ったら、贅を尽くしたモルディブの新ホテルをチェックしてみませんか。
*モルディブ政府観光局 (MMPRC) https://corporate.visitmaldives.com/