フォーシーズンズ リスボンは「ヨーロッパのいかなる首都にも負けないホテルの建設」を合言葉に1959年に開業した。リスボン新市街の中心であるポンバル広場に隣接し、10階建てのスマートな外観をもつポルトガル最高峰のホテルである。同ホテルの創業はポルトガルの首相であり大統領、そして独裁者となったオリヴェイラ・サラザールの夢であった。
1997年からフォーシーズンズ ホテルズが運営に参画し、現在の名称である「Four Seasons Hotel Ritz Lisbon」(以下、FS/RL)を掲げた。ホテル名に託された“Ritz”の呼称はセザール・リッツの子息、チャールズ・リッツから名称の使用を許諾されたと言われる。スイート41室を含む全282室を擁し、広々とした正面エントランス車寄せには正装のドアマンが立つ。
2003年に館内の大改装が施された。エントランスホールから中央ラウンジに至る広大な空間など、すべてのフロアに余裕が感じられる。
ホテル館内中央に位置するゴージャスなラウンジ「Almada Negreiros Lounge」。周りの壁には現代ポルトガルを代表するアーティストの絵画が多く飾られている。
「Almada Negreiros Lounge」に隣接するバーラウンジ「Ritz Bar」。ライブラリーコーナーを持ち、重厚で落ち着いた空気感を醸し出している。
広大な面積を確保したエレベーターホール。正面の重厚なドアがスイート「Central One-Bedroom Suite」。
スイート「Central One-Bedroom Suite」のリビングルーム。同スイートは115㎡の面積を持ち、デラックスタイプの部屋2つを合わせてリビングとベッドルームにした構成となっている。
付属のテラスからは、エドゥアルド7世公園、そしてリスボンの街並みが拡がる。高層ホテルではないにも関わらず、眺望は抜群。
玄関ホワイエから左手にリビングルーム、右手奥にベッドルームという配置。ベッドルームには、とりわけ気品が感じられる。
ダークな色調を強調した豪華なバスルーム。
屋上部分にはフィットネスセンターがある。テラスには,何とランニングトラックが併設されている。天空のジョギングコースで汗を流すのも気持ちよい。
スパ・ウェルネス施設は18mのラッププール、英国スパブランドの「ESPA」とオーストラリアの「Sodashi」との製品を使用したトリートメントが好評だ。
メインダイニングの名称「Veranda」のエレガントな店内。
地元ポルトガルのシーフード料理が好評。
名称「Veranda」の由来である美しいオープンエアのベランダ席。

プロフィール

小原 康裕
YASUHIRO OBARA
ホテルジャーナリスト
慶応義塾大学法学部法律学科卒。
1974年Munich Re 入社。
2001年投資顧問会社原健設立、代表取締役CEO。
JHRCA、日本ホテルレストランコンサルタント協会常務理事。
SKAL International Tokyo、Professionnels du Tourisme 会員。
JARC、日本宿泊施設関連協会アドバイザリーボードメンバー。
www.jhrca.com/worldhotel/?cat42
https://www.facebook.com/yasuhiro.obara.16