ゴールデントライアングルは、ラオス、ミャンマー両国との国境に接するタイ最北の奥地、鬱蒼としたジャングルが生い茂る山岳地帯の中をメコン川が流れる秘境です。その幻想的な深い緑のなか、ひっそりとゲストを迎えるのが、フォーシーズンズ テンテッド キャンプ ゴールデントライアングルです。開業は1996年。ホテル名の通りすべての客室が「テント」のユニークなリゾート&スパ。アジアンリゾートの設計で有名なビル・ベンスリーが手がけました。

ゲストは、チェンライの空港から車でホテルに向かいます。約90分のドライブのあと、いったんボート乗り場で下車して専用のロングテイルボートに乗り換え、ルアック川を渡ってメイン棟近くの船着き場から上陸するという心憎い演出も。川から眺めるリゾートには、鬱蒼としたジャングルのなかテントヴィラが点在しており、冒険旅行的な気分を一気に盛り上げてくれます。


200エーカー(80ha)という広大な敷地に、ゴージャスなテントヴィラはわずか15棟とロッジが1棟。建っている高さにより眺めは異なります。テントと言ってもそこは世界のフォーシーズンズ、豪華な内装がそれぞれに施されています。アフリカを想起させる地元の素材を用いた木製や革製の手作り調度品、部屋の中央には、ひとつずつ丁寧に鍛造した銅製のバスタブなどが配され、サファリスタイルのなかに極上の住空間を作り上げています。各テント間はおよそ1㎞の距離があり、プライバシーは完璧です。また、リゾート内では最大となるエクスプローラーロッジは、室内の広さ232㎡。最大6人まで宿泊できます。このリゾートにはテレビなんて野暮ったいものはありません。外に広がる絶景を眺めていれば、テレビなんて代物は必要ないことをすぐに実感することでしょう。
1日3食付き、ミニバーもすべてオールインクルーシブ。アルコール類も特別なワインを除いて宿泊料に含まれています。なお、10歳未満の子供は滞在できないルールで、まさに大人のラグジュアリーリゾートとなっています。(レビューによっては、16歳以下とか12歳以下とか書かれていますが、ホテルの公式見解は10歳未満は不可ということになっています。)

メインダイニングの「Nong Yao Restaurant」は、藁ぶき屋根のパビリオンで、クラシックな西洋料理はもちろん、タイ、ラオス、ミャンマーのローカルメニューも豊富に揃っています。食前食後のバータイムは、サンセットバーの「Burma Bar」で。ワインセラーでの“Private wine-pairing dinner”もお勧めです。
ロフティなスパでは「マフートリカバリー」や「ルアックバンブー」などのフェイバリットメニューなど、充実のウエルネスメニューが用意されています。心地よい風が流れ、野鳥のさえずりを聴きながら至福の時間をどうぞ。

タイのアクティヴィティといえばやはりエレファントキャンプでしょうか。2000年以上も続く伝統の象使い(マフート)たちとともに象に乗り、川遊びをすることも楽しみのひとつ。ほかにもジャングルトレッキング、寺院ツアーなどアクティヴィティも豊富です。



ここでの移動は歩きが基本。メイン棟からバーまでだって1.5㎞は歩きますが、それがまた秘境の自然をのんびりと堪能させてくれる計らいでもあるのです。アフリカでのサファリもいいですが、アジアの秘境でサファリ体験も奥が深い。世界のホテルNo.1(2011年、コンデナスト・トラベラー誌)の実績を持つ老舗リゾートの、贅沢でノスタルジックな冒険旅行をお楽しみください。
Four Seasons Tented Camp Golden Triangle
P.O. Box 18, Chiang Saen Post Office, Chiang Rai 57150, Thailand.
電話:+66 53 910 200
日本での問合わせ先:フォーシーズンズ ホテル アンド リゾート予約オフィス 電話:0120-024-754
参考:Delux Tent / 54㎡ 1泊平均料金THB100,000(約¥352,500)