ロスチャイルドキリンと戯れる由緒あるマナーハウスでの日々: Satiss [サティス]

(2021/10/03)

ジラフマナー（Giraffe Manor）は、サファリコレクションが所有する高級ブティックホテルで、ケニアのナイロビでもっとも有名な至宝建築のひとつです。しばしば世界で最もインスタグラムされる物件としても紹介されています。このジラフマナーは、ナイロビのランガタ郊外にある140エーカーの先住民が住む森の中、広さ12エーカーの私有地にあります。

ジラフマナーは、ナイロビで最も象徴的な建物のひとつです。歴史的なマナーハウスは、訪問者がサファリを楽しむために最初に東アフリカに群がった1930年代を思い起こさせる、並外れた魅力を持っています。それは、スコットランドの狩猟小屋をモデルにしたといわれています。風格のあるファサード、エレガントなインテリア、緑豊かな庭園、日当たりのよいテラス、楽しい中庭で、ゲストは映画「愛と哀しみの果て」の世界に足を踏み入れたようだと感じることでしょう。実際、12の部屋のひとつは作家のカレン・ブリクセンにちなんで名付けられています。

さて、ここでもっとも愛されている住人は、ロスチャイルドキリンの群れです。ジラフマナーの最も魅力的な点のひとつです。希少種のロスチャイルドキリン（ウガンダキリン）は、現在アフリカでは2100頭ほどが確認されていて、ケニアには800頭がいるといわれています。かつては絶滅が危ぶまれましたが、少しずつ数を取り戻してきているようです。

敷地内に生息するキリンの群れは、通常1日2回、邸宅を訪れます。朝は、ゲストたちがコーヒーと朝食を楽しんでいると、ダイニングルームの開いた窓から長い首を突っ込んでおやつを探します。２回目は午後遅く、ゲストがテラスでアフタヌーンティーを楽しみながら寛いでいる頃です。あなたが本当に運がよければ、彼らはあなたに近づき、“キリンのキス”をしてくれるでしょう。キスは特別にしても、いつでもゆったりとしたロスチャイルドキリンの散歩姿を周囲の草原で見ることができます。

[サファリコレクションについて]

2009年にターニャ（Tanya）とマイキー（Mikey）カーハートリー（Carr-Hartley）によって設立されたSafari Collectionは、ケニアの最も美しい場所に4つの異なる豪華なキャンプとロッジのポートフォリオを所有しています。入植者の家族の子孫であるターニャとマイキーは、それぞれ東アフリカで長い歴史を持つ第4世代のケニア人です。ターニャは幼少期を大地溝帯のナイバシャ湖のほとりにあるロルディア農場で過ごし、家族農場の管理と保護を手伝いました。さらにマイキーは、北に200km以上離れたライキピアの45,000エーカーの牧場で育ち、有名な野生生物の飼育係であった祖父の足跡をたどって動物を追跡していました。

ターニャとマイキーは、アフリカの茂みを見て、聞いて、学んでいる生涯で、ケニアの風景とその野生生物に対する相互の愛情を共有し、それを保護することに人生を捧げてきました。彼らの家族は彼らにとってすべてであり、彼らの3人の子供たちと一緒に、毎年数ヶ月という時間を驚異的な姿を見せる大地でゲストたちと共有するのに費やしています。

東アフリカの野生生物、文化、環境に関する彼らの深い知識により、心の底から没頭できるワイルドな体験を提供することができます。それは「ビッグファイブ」（ライオン、ヒョウ、サイ、象、バッファロー―lion, leopard, rhinoceros, elephant, and Cape buffalo）を見るだけでなく、人々が国の真の精神を捉えることを可能にするものなのです。

サファリコレクションは、Giraffe Manor、Sasaab、Sorio Lodge、Sala's Campの4つの施設のグローバルマーケティングを担当しています。それぞれが独自の環境と特徴を持ち、ケニアの素晴らしい野生動物に加え、歴史や文化、そして他にはないゲストエクスペリエンスを提供しています。また、オーダーメイドの旅程の一部として、地域内の他のパートナー施設での滞在を手配することもできます。

（ジラフマナー以外のプロパティ）

SALA’S CAMP

世界で最も多くの野生動物が生息する地域のひとつであり、「ビッグファイブ」の故郷でもあるマサイマラの最南端に位置する、くつろいだ雰囲気のキャンプです。一年中、素晴らしい野生動物の姿を見ることができ、一流のバードウォッチング、壮大な星空、そして6月から9月にかけては、伝説的なヌーの大移動に遭遇することができます。一生に一度の本物のサファリ・アドベンチャーです。

SASAAB

モロッコ風のロッジは崖の上に建ち、ケニア北部のサンブル・ランドの大自然を見渡すことができます。スリル満点のゲーム・ドライブ、ラクダ・サファリ、四輪バイク・アドベンチャー、北部へのヘリコプター・トリップ、サンブル族の村の訪問、星空の下でのフライ・キャンプなどが楽しめます。冒険のチャンスは無限にあります。

SOLIO LODGE

19,000エーカーのサイ繁殖保護区と、45,000エーカーの牧場に囲まれた、静かで贅沢な隠れ家です。信じられないほどの数のクロサイとシロサイ、そして他の多くの野生動物に囲まれていることに驚かされます。大自然の中でのウォーキングやサイクリング、乗馬を楽しんだり、ヘリコプターで山頂や湖を探索したりして、リラックスすることができます。

さて、1932年に建てられたジラフマナーは、サファリコレクションの最も古い物件です。エレガントな長い脚のキリンは、作家で環境保護活動家のベティ・レスリー・メルビルと夫のジョックが、デイジーと呼ばれる孤児のロスチャイルドのキリンを最初に養うようになった1970年代以来、芝生を歩き回っています。ターニャとマイキー・カーハートリーは2009年4月にマナーを購入しました。そして、いまや世界的に認められるホテルになりました。

ジラフマナーの近所で育ったターニャ・カーハートリーにとって、このマナーハウスは人生で常に重要な役割を果たしてきました。子供の頃、馬に乗って敷地を通り抜け、家に帰る前にベティとお茶を楽しむこともありました。ターニャは、馬がキリンのにおいを好まなかったことを知っていたので、ティータイムはいつもとても短いものでしたが。ジラフマナーを所有することは子供の頃から彼女の夢でした。2009年4月、サファリコレクションのポートフォリオにジラフマナーが追加されたとき、彼女の夢がついに実現したのでした。

元のマナーハウスは1932年に建てられ、ベティ、デイジー、ジョック、リン、マーロン、カレン・ブリクセンスイートの6つの部屋がありました。ターニャとマイキーはこのホテルを世界で最も人気のあるホテルのひとつに変えました。彼らは、マナーがその1930年代の特徴と魅力的な歴史を維持することを確実にするために、情熱を持ってインテリアを愛情込めて改造しました。オリジナルのアールデコ調のバスルーム、アンティーク家具、各部屋の名前などはすべて、この場所の色鮮やかな過去とつながっています。