ノーマルな生活に戻ったら Responsible Tourismへ回帰: Satiss [サティス]

外出自粛が続いていますが、こういう時だからこそ、ノーマルな生活に戻ったらどこに飛び出すか、じっくり考える時間はたっぷりあります。人への愛に思いを致す今日この頃、旅行でも考えるところは「Responsible Tourism 」でしょうか。そこでリスポンシブルツーリズムのパイオニアが創り出した南アフリカの理想郷「Grootbos Private Nature Reserve」をご紹介しましょう。

Courtesy of Grootbos Private Nature Reserve

グルートボス(現地の言葉で"大きな森"を意味する)は、南アフリカの最南西部にあるガンズバイ地区のグルートボス私有自然保護区に位置しています。多くの賞を受賞したこの保護区には、フィンボス(西ケープ州特有の灌木植生)と世界最大のミルクウッドの森があり、その保護と社会的責任プログラムでグルートボスは世界的に高い評価を得ています。

ケープタウンから車で景勝地を走って約２時間、海のビッグファイブ(クジラ、イルカ、サメ、ペンギン、アザラシ)に容易に遭遇できるウォーカーベイから20分の場所にリゾートはあります。ウォーカーベイを見下ろす自然保護区の、ミルクウッドの森とフィンボスの広がるなだらかな丘にある２つのロッジエリアと豪華なプライベートヴィラがリゾートの中心です。自然や野生生物を求めて裕福な海外からの訪問客、週末のケープトニアン、そして地元の人たちが集まる人気のスポットです。リゾート棟の建つエリアは、広大な2,500ヘクタールの私有保護区のほんの一部です。

ルツェイヤー一家が週末にB＆Bをこの地で始めたのは1994年。ここからグルートボスの精力的な環境保護活動が始まります。その中心人物がマイケル・ルツェイヤー。穏やかで人なつこいマイケルですが、こと環境保護の話になると驚くほどの熱い情熱の塊になります。かつては荒廃した農場を立て直し、土地を買い増し、現在の贅沢な宿泊施設、責任あるツーリズム、生物が多様に生きる環境を、地元と一体となって作り続けてきました。それはアンチオーバーツーリズムの明確な答えでした。グルートボスの物語は、その地域と人々を変える観光の力を証明しているのです。

11戸あるすべてのガーデンロッジスイートには、ウォーカーベイを見渡すプライベートデッキがあります。１ベッドルームまたは２ベッドルームのラグジュアリースイートは家族連れに最適です。一方、フォレストロッジにはレンガと木造のコテージに16のスイートがあり、一部にはプライベートプールが用意され、こちらもデッキからは湾を一望できます。プライベートヴィラの６つのスイートは、大人12名まで宿泊可能。30mを超えるデッキかやの眺めは最高です。プライベートプール、屋内/屋外のダイニングエリアも備わり、プライベートシェフ、バトラーなど魅力的なスタッフが身の周りの世話を担当します。2006年の大きな山火事で焼失したフォレストロッジはすぐに再建され、より洗練されたモダンな建物に生まれ変わりました。

地元で飼育、栽培した肉や野菜、新鮮な魚、エキゾチックなフルーツを使った魅力的なメニューは、２つのレストランとバーで提供されます。ガーデンロッジのガーデンレストランとフォレストロッジのレッドインディゴレストランまたはシャンパンバーがあります。ワインコレクションのなかにはフィンボスのワイナリーの作品もあります。もちろん、ご希望があれば、リゾートのいずこにても素敵なお食事をセットしてくれます。また、ビュッフェ式の朝食はボリュームたっぷり。(宿泊料金には、フルイングリッシュブレックファースト、軽めのランチ、6コースディナーが含まれています。)