(2021/07/29)
ウィンストン・チャーチルが“世界で最も愛すべき場所”と評した「ラ・マムーニア」。アフリカ北西部モロッコのマラケシュ旧市街を囲む12世紀のカスバ(城壁)内にあるこのオーセンティックなホテルは、エリザベス女王、ローリングストーンズ、エルトン・ジョン、イヴ・サンローランなどなど、世界のセレブを魅了してきたマラケシュの一大モニュメントとして有名です。

そのラ・マムーニアの総支配人、ピエール・ジョエムが、このたび世界の独立系ホテルのベストジェネラルマネージャーに選出されました。ホテル専門ウエブマガジン「HOTELS」が、毎年ホテル経営者(独立系ホテルの総支配人、及びホテル会社の経営者)のベストを選ぶ投票を行っており、先頃、その2021年ホテリエ・オブ・ザ・ワールドの発表がありました。

ピエール・ジョエムは、彼の優れたプロ意識、伝説的ともいえる裁量、そして際立つ率直さが際だっており、周囲からも切望されていた世界最高の GM のリストに彼の名前を刻みました。
彼のチームにおけるスピリットと忠誠心は卓越した勤勉さを生み出し、ピエール・ジョエムはそのチームを創り上げたキャプテンといえる存在なのです。それ故、このホテルで彼と一緒に働いた人々の名前は共にリストに刻まれる、とジェエム総支配人はコメントしています。
ピエール・ジョエムは、ハイアット、ペニンシュラ、オベロイ、フォーシーズンズ、ラッフルズなどでのホテリエとしての経験を経て、2013年よりラ・マムーニアの総支配人を務めています。彼の個性と素晴らしい先見の明のあるアイデアにより、ラ・マムーニアの伝統を維持しつつ、新しい歴史の1ページを書き添えることに成功しています。

世界が新型コロナウイルスに見舞われた2020年、ラ・マムーニアは5年以上前から準備していた6度目となるリノベーションを終え、春先から約半年間の休業を経て10月には果敢に営業を再開しました。歴史ある一流ホテルとしての威厳を守る決断も、ピエール・ジョエムという人あってのことでした。
ラ・マムーニアのサクセスストーリーの背後にある秘密は何かという質問に対して、ピエール・ジョエムは「私にとって、それは共に働く650人のスタッフ、彼らです!」と答えました。彼の指揮下で情熱をもって働くスタッフのプライドは、堂々たるモロッコの至宝ラ・マムーニアをさらに盛り上げていくことでしょう。
□La Mamounia
Avenue Bab Jdid 40 040 Marrakech, Maroc
電話:+212 (0) 524 388 600