カナダの西岸、バンクーバー島の北端に位置するポートハーディーまでバンクーバーから1時間弱のフライトを経て、そこからヘリまたは水上飛行機に乗り換え、約20分でたどり着く「ニモ ベイ ウイルダネス リゾートNimmo Bay Wilderness Resort」。たどり着くと表現したのは、リゾートまでの行程からしてすでに難儀な?素晴らしい体験だからなのです。ここは、手つかずの温帯雨林が残るグレートベアフォレスト自然保護公園の大自然に包まれた、1981年に開業したアットホームな家族経営のリゾートです。到着の瞬間から、贅沢でスタイリッシュな未体験アドベンチャーがゲストたちを待っています。

このリゾートを釣り小屋として最初にオープンさせたのは、クレイグとデボラのマレー夫妻。以来、一家全員が長年にわたってリゾート運営に携わり、いまや60人の従業員を抱えるエコツーリズムの雄と呼ばれるまでに成長しました。2011年、フレーザーと妻のベッキーが事業を引き継いでいます。

ニモベイウィルダネスリゾートは、まさに”秘密の隠れ家”そのものです。グレートベアの温帯雨林に包まれ、きらめく水路の上に建ち、ヘリコプターか水上飛行機でしかアクセスできない、秘密の隠れ家なのです。世界で最初のエコロッジのひとつであるニモ ベイは、ブリティッシュコロンビア州にある最も遠いフィヨルドと人里離れたビーチに囲まれたハイエンドの荒野体験を提供するという点で、世界的に高い評価を得ています。海面から7,000フィートの高さまで散策できます。シャチやアシカの間をカヤックで遊び、ヘリコプターで秘境の山の上空を飛び、釣りやハイキングを楽しみます。夕方には、新鮮な地元の料理をいただき、水しぶきの上がる滝の下にあるホットタブに浸かり、水上ドックの火の周りでたくさんの音楽と談笑に身を投じる――これは経験するべき価値のある大自然の恵みです。



広大な原生林を背景にゲスト用の贅沢なキャビンはわずか9棟。周囲の広大な大自然となじむように佇んでいます。海に面した6つのキャビンと森の中の3つのキャビンの2タイプがあります。キャビンは2ベッドルームで、室内には特製ティー、ボーズのiPodドックとステレオ、自家製のトリュフとクッキー、オープンミニバーが用意されています。ラウンジ、ダイニングルーム、ファイヤーピットエリアはフローティングプラットフォーム上にあり、潮の満ち引きでキャビンが上下するというのも一興ですね。


部屋からは屋外のホットタブにも簡単にアクセスできますし、轟音とともに流れ落ちる美しい滝の周りで泳いだあとは隣にシャワーも用意されています。おどろくことに、リゾートの電力のほとんどはこの滝によって供給されているのです。

□INTERTIDAL CABIN(6cabins)
赤いとんがり屋根が特徴。テラスが海に張り出したキャビンです。リビングエリア、バスルーム、クイーンサイズのベッドルームが2部屋あります。海に面しているため潮位の変化を静寂に包まれながら楽しめます。鬱蒼とした森林や水面にかかる霧も幻想的です。



□FOREST CABIN(3 cabins)
小川のそばにある緑に囲まれた森の中のキャビンです。リビングエリア、バスルーム、クイーンサイズのベッドルームが2部屋あります。閑静な海側のキャビンとは異なり、こちらは絶えず音を立てて落ちる滝の音が心地よい眠りへと誘ってくれます。


ここでの滞在はアウトドアの冒険でいっぱいです。ヘリコプターアドベンチャーパッケージでは、チョッパーが手付かずの大自然にゲストを運び、サーモンフィッシングや森や氷河の散策、そしてお好みの場所でのゴージャスなランチなど、人の入り込めない約50,000平方マイルの荒野の秘境を存分に楽しむことができます。




ほかにも、カヤック、ハイキング、イルカ、ホエール、クマ、白頭ワシなどのウォッチングなど、様々なアクティビティを楽しめます。このリゾートは寒気となる冬季はクローズし、ベストシーズンの5月上旬~10月下旬にオープンしています。ヘリツアーなど特別なツアーを除き、オールインクルーシブとなっています。






ニモベイは、地元の先住民コミュニティとのつながりを誇りにしており、村のガイドを雇い、彼らが一般の人が入れない遠方の村も案内してくれます。先住民コミュニティとの厚いパートナーシップがあるからこそ、ゲストはその先住民の文化のレンズを通して地域を探索することができるのです。村人たちは、夜になると音楽を演奏したり、ゲストに地元のゲームを教えたりしています。


ここでのランチはなんといっても毎日の小旅行のハイライトです。テーブルクロスと金属製の食器を備えたテーブルの上に用意されたごちそうを見ると、ピクニックというはあまりに豪華すぎるのではと思ってしまうほど。自然の中で食べると何でも美味しくなりますが、ここでのランチは格別です。


イギリスの田園地帯出身のシェフのデビッド・ハッセルは、世界中を旅しながら料理の経験を積んできました。バンクーバーのルレ・エ・シャトー加盟のホテルでエグゼクティブシェフも務めていました。ニモベイでは、主にバンクーバー島の契約農家から仕入れた季節のオーガニック野菜類、サーモン、エビ、カニ、ムール貝、マグロなどの地元産シーフード、牧草地で丁寧に育てられた家畜の肉などを使い、ここならではの料理を味わうことができます。特別なレストランやバーはありませんが、ゆったりとしたラウンジで、ゲスト同士、日中のアクティビティのことを話しながら食事をいただく時間は忘れがたい人生のひとときとなるでしょう。








Nimmo Bay Wilderness Resort
100 Little Nimmo Bay, Mackenzie Sound, Mount Waddington A, BC V0N2R0, CANADA
電話:+1 250 956 4000
問合せ:https://nimmobay.com/contact/
参考 : 5月1日-6月15日/ひとり1泊$1,495、6月16日-11月1日/ひとり1泊$1,995
(お子様(2-12歳) 5月1日-6月15日/ひとり1泊 $1,120、6月16日-11月1日/ひとり1泊 $1,495
含まれるアクティビティ:カヤック、スノーケリング、ハイキング、ヨガクラス、サウナ、ホットタブ、パドルボーディング