あのリチャード・ブランソンがまたまたやってくれました。今度はクルーズシップです。船の名前は「スカーレットレディ」。18歳以上のアダルトオンリーのモダンなデザインの船は若者層がターゲットです。英国で製造されたこの船は４月からオペレーションに入る予定で、主にマイアミをベースにカリブ海の航海に就航します。
列車、飛行機、そして宇宙ロケットまで手掛けてきたブランソンですが、クルーズシップへの参入は長い間抱いてきた夢だったようです。「20代のころからの夢だった。やっとその時が来て、とても興奮しているよ」とブランソンは語っています。
ターゲットが若者層ということで、他のクルーズにはないユニークな要素も組み込まれています。「Razzle Dazzle」というドリンキングスポットではベジタリアン、ビーガンの料理が用意され、また女装役者によるパフォーマンスで供されるドラッグランチなども。クルーズでは珍しいコリアン料理も「Geonbae」で楽しめます。またタトゥーやボディピアスを施せるパーラーまであります。
ゲストルームで注目されるのは、78室用意される「ロックスタースイート」。そのうち15室は「メガロックスタースイート」でより広大でゴージャス、お洒落な空間になっています。これらのスイートは1万9千ドルから。すべてのスイートのゲストは、お洒落なアウトドアラウンジ「Richard’s Rooftop」へのアクセスが許されます。また、最安値の部屋は３泊４日で1600ドルからとなっています。
クルーズ業界は業績好調で、2019年は3000万人がクルーズを体験したといいます。これは10年前に比べると約1800万人の増加とのこと。
「スカーレットレディ」はヴァージンヴォヤージュ社建造予定の３隻のうち最初の船で、2014年に建造が発表されました。残る２隻は2021年と2022年にデリバリー予定です。船の総トン数は約６万トン、全長278m、全幅38m、1430の部屋があり、2770人のゲストと1160人のクルーが乗船できます。
総資産41億ドルといわれるブランソンの長年の夢に、一度乗ってみてはいかがでしょう。
Virgin Voyages公式HP：https://www.virginvoyages.com