まずは、セブンシーズクルーズとは――

 米国マイアミに本社を置くリージェントセブンシーズクルーズは、ノルウェージャンクルーズライン・ホールディングスというグループ会社のひとつ。同グループは、カジュアルラインのノルウェージャンクルーズ、プレミアムラインのオーシャニアクルーズ、そして、ラグジュアリーラインであるリージェントセブンシーズクルーズを擁しています。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 そのリージェントセブンシーズクルーズの特徴は、究極の“オールインクルーシブ”制。クルーズ料金にはオールスイートの室料、十二分にパーソナライズされたもてなし、最上級の料理、特選ワインとスピリッツ類、無制限インターネットアクセス、最大の選択肢を誇る全寄港地での地上ツアー、チップ、地上送迎、さらにコンシェルジュレベル以上のスイートにはクルーズ前夜のホテル宿泊などなど、以上すべてが含まれます。つまり、乗船したら一切余分な支払いはなしということですね。

 客室は、全室バルコニー付のスイートルーム(ナビゲーターのみ90%)となっています。船内のレストランは、フリーシーティング制で、お好きな時間に食事を楽しめます。至れり尽くせりの優雅で贅沢なクルーズの旅がリージェントセブンシーズクルーズです。


そして、今年新たにフリートに加わった船の最高級スイート

 ハイエンドなラグジュアリークルーズを提供するリージェントセブンシーズクルーズに、今年2月、新たにセブンシーズスプレンダーが加わりました。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 総トン数5万5254トン、全長約224mのセブンシーズスプレンダーは、まさに“ラグジュアリーの完成品”として誕生しました。船上では750名のゲストに対し551名の熟練クルーが最上質のパーソナライズされたサービスと快適を提供。客室は375室すべてがスイート仕様で、ゆったりスペースが確保されています。豪華内装のパブリックスペースには5か所のレストランと3か所のバー・ラウンジ、総額500万ドル相当の美術品コレクション、500灯を超えるクリスタルシャンデリア、総面積1エーカーに及ぶイタリア大理石といった設えが最上級のラグジュアリーを盛り上げます。

 絢爛豪華なクリスタルのシャンデリアから、触覚的なアートワーク、思い出に残る優雅な食器類まで、セブンシーズスプレンダーの船内は精巧にデザインされており、すべてのスペースに贅沢で洗練された雰囲気が感じられます。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 さて、今回ご紹介するのは、その新艇セブンシーズスプレンダーの第14デッキに用意された、洋上の最もラグジュアリーな邸宅――「リージェントスイート」です。

 この「リージェントスイート」は、約293㎡というパレスホテルの一室を思わせる優雅な屋内スペースに、120㎡の屋外テラスを合わせて総専有面積は413㎡と、ラグジュアリークルーズ船の中でも最大の広さを誇ります。

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サンルームのバースペース Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 スイート内にあるスパスペースでのトリートメントは無制限、専用サウナ、スチームルームも完備しています。船首方面をぐるりと囲む約120㎡のテラスからは270度の眺望が広がります。最上階デッキにあるガラスで覆われたサンルームからは、世界のもっとも美しい厳選されたデスティネーションの眺めを船長と同じ目線で堪能できます。そして、各寄港地では、エクスカージョンや様々な現地エクスペリエンスを存分に楽しめるよう、専属バトラーがガイドとドライバーつき専用車を手配してくれます。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 完璧な仕様を施したベッドルームとスパスイート、そして贅を極めたマスターベッドルームのセンターには、価格20万ドル(約2100万円)のヘステンス社製カスタムメイドのVividus ベッドがセットされています。スウェーデンのシェーピングにあるヘステンス社工房で4人のマスター職人たちの手によるキングサイズベッドです。フレームはパインウッド。スプリングはスチール、各層のマットレス素材は亜麻、馬のシッポの毛、コットンとウールの中綿。18か月にわたり300時間以上をかけた手仕事で完成されるマットレスは、まさに洋上の最もラグジュアリーなベッドといえるでしょう。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 リージェントセブンシーズクルーズ社長兼CEOジェイソン・モンタギューは、「リージェントスイート」について「他の追随をゆるさないエクスペリエンスを駆使してラグジュアリートラベラーをいかに驚かせるか。その筆頭に挙げられるのがセブンシーズスプレンダーのリージェントスイートです。このスイートには期待の新クルーザーの秀逸が凝縮しています。友人をエレガントなリビングルームでもてなしたり、ダイニングルームでキャビアやロブスターを味わったり、ヘステンス社のハンドクラフトによるVividusベッドでリラックスしたり、インスイートのトリートメントエリアで好きなだけスパサービスを受けたり、専属チーフバトラーが手配した専用車と専属ガイドで海辺の村を訪れたりと、すべてのエクスペリエンスは完璧なラグジュアリーそのものです」と強烈アピールしています。

 セブンシーズスプレンダーの「リージェントスイート」は1室のみ。これまで好評を博してきたセブンシーズエクスプローラーの部屋よりさらにハイスペックな設計となっています。

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 マスターバスルームとインスイートスパはエクスプローラーより30%広く、床から天井までガラス張りのオーシャンビューシャワーも完備しています。フロントバルコニーには、朝焼けや日没のひと時にシャンパングラスを片手に身体を預けるトレエッセ製カスタムメイドのミニプールが。

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サンルームのバースペース Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 リビングルームとサンルームを仕切る位置に用意されたバーにはあらゆるドリンクが揃い、専属バトラーがゲストの好みのお飲物を準備してくれます。どこまでも続くオーシャンビューを堪能しながらリラックスした至福の時間を満喫できます。

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サンルームのバースペース Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

「リージェントスイート」のゲストは第11デッキにある「ザ・スタディ」の個室ダイニングを毎晩利用することができます。カクテルパーティーはもちろん、ステーキハウスのプライム7またはモダンフレンチのシャルトリューズの料理をオーダーして、こちらで楽しむことができます。

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「ザ・スタディ」ではプライベートパーティを Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

 占有面積約413㎡というスペースはアメリカの一般的住居のほぼ2倍。クルーズ船の平均的客室の20倍となる計算です。2名でご利用の場合、1泊料金はオールインクルーシブで1万1000ドル。COVID-19発生前の時点で、2020年初就航シーズンのほぼ全てのクルーズで、「リージェントスイート」は完売していました。

(※因みに、今年11月の地中海クルーズ10泊のプランの場合、おひとり$54,599、おふたり合計で$109,198となっています。料金は変動しますので、HPよりご確認ください。)

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Courtesy of Regent Seven Seas Cruises

「リージェントスイート」は、まるで豪華なマイアミのペントハウスのようです。少し派手めのデコレーションですが、それは完璧なほどに美しい。この最高級スイートを予約するには、非常に重たいお財布が必要なだけでなく、ここを離れるのに要する膨大な意志力も必要なことをお忘れなく!


今後の旅程の詳細などはーー

公式HP:https://jp.rssc.com/



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