バカンスの達人たちの間では、すでに確固たるポジションを築いたシックスセンシズ。その欧州デビューに選ばれた場所は、ポルトガルのドウロ渓谷周辺、手付かずの自然の風景に囲まれた土地でした。ドウロ渓谷は、ドウロ川沿いの山の斜面にブドウ畑が広がるポートワインの生産地で、世界遺産にも登録されている風光明媚な地域です。

2015年にオープンしたシックスセンシズ ドウロバレーは、19世紀のロマネスク建築様式に独特のシックスセンシズスタイルを反映した現代的なインテリアを融合して改装が施されました。眼前に広がる美しいぶどう畑とゆったりとしたドウロ川を望むヒルサイドに位置しています。60室の客室を擁するシックスセンシズ ドウロバレーには、世界に名高いドウロワインや美食ともに、グループ最高のウェルネスへの取り組みを反映した、国内最高といわれるシックスセンシズスパがあります。

ヨーロッパ初のシックスセンシズのデザインを担当したのは、ニューヨークに拠点を置くクローダ・デザイン(Clodagh Design)。19世紀の建物に光と魂を吹き込み、青と白のアズレージョタイル、花崗岩の床、コルクの天井、壁に金箔を使用して心地よい雰囲気を作り出しています。そこにはもちろん、現代的なタッチも加味されています。並外れてリラックスできる雰囲気に満ちたこのホテルは、森の木々、豊富な果樹園や菜園をホテルのインテリアの一部として、その周りの景観によく溶け込んでいます。



新たにオープンした10室を加え、全60室のゲストルームは、ポルトガルのオーク材の床と、質感のある壁は土の色調が特徴です。床から天井まで届く広々とした窓は、明るい雰囲気を作り出しています。照明、ブラインド、テレビなども操作できるタブレットからはルームサービスも注文できます。最高に快適なベッドは、地元産の羊毛で覆われた柔らかい綿のシーツを使用しています。
スタッフはほとんどが地元出身で、いわゆる“in the knows”の面々。みな魅力的で、ワインから最高のドライブまで、ローカルな知識が豊富です。ドウロは世界最古のワイン産地のひとつであり、ホテルのライブラリーには、その歴史に関する書籍やガイドブックがたくさん置かれていますが、さらにゲストが毎晩、自分のペースでワインを味わうことができるインタラクティブなエノマティックマシンも用意されています。


料理には、自家栽培のオーガニック農産物を使用するという、ここには野菜を重視した厳然たるガーデン・トゥ・テーブルの哲学があります。レストラン「バレ・ド・アブラオ」はオールデーダイニング。一年中、魚やシーフードライス、バカリャウのジョスパーグリルなど、伝統的なポルトガル料理がいただけます。ラーメンもあります。豊富な地元ワインはソムリエチームとワイン体験やペアリングを楽しんでください。朝食は、ブッフェスタイルです。ワインライブラリーでは、ポートワインとぺティスコスでゆったりお楽しみください。



シックスセンシズの柱ともいうべきスパでは、幅広いウエルネスの楽しみを提供しています。その敷地面積は2,200㎡。オーガニックファーマシー、ビオロジック・ルシェルシェ、自家製の製品を使った施術が行われる10室のトリートメントルームのほか、屋内外プール、ジム、ヨガとピラティスのパビリオンも完備。敷地内に理学療法士も常駐しており、アーユルヴェーダ治療も用意されています。また、地元の特質を生かすというシックスセンシズのコンセプトにのっとり、ぶどうやワインを使ったドウロバレーならではのトリートメントメニューもあります。皮膚の分析、健康診断、睡眠プログラムなどを行う静先端テクノロジーも揃っています。

アクティヴィティも豊富です。周辺のワイン畑の散策、歴史的な建物が多く残るラメーゴの街歩き、ラフティング、カヤック、サイクリング、四駆でのドライブ、料理教室、船での川下り、そしてヘリ観光まで、自然を満喫するアクティヴィティが満載です。

ワイン、ウエルネス、美食、そして歴史的景観と自然。人それぞれ大好きなヨーロッパの景色があると思いますが、きっとこのドウロバレーもそのひとつになることは間違いないでしょう。
Six Senses Douro Valley
Quinta de Vale Abraão, Samodães, Lamego, Portugal
(ポルトから車で約90分)
電話:+351 254 660 600
https://www.sixsenses.com/en/resorts/douro-valley
日本での問合せ:japan@sixsenses.com 予約電話:0120-92-1324
参考:Quinta Panorama Suite/86㎡ 3月の1泊料金¥90,646(朝食なし)