美しきアマルフィ海岸に夏が近づいてきました。オーナーのアントニオ・セルセールの象徴的なホテル、レ・シレヌーセは、7月1日のオープニングに向けて着々と準備を進めています。今年は通常より3ヶ月半遅れてのオープニングとなります。
今シーズンはすでに1晩に1660人のゲストがいたはずの老舗ホテル、COVID-19がここにも大きな影を落としていました。しかし、6月3日、国境は開放され、検疫も必要なくなのですが、許可されるのはＥＵ居住者のみとなります。ホテルのキャパシティも60％に制限されます。
こうした状況は、レ・シレヌーセのような著名ホテルを利用するゲストのかなりの部分を占めるアメリカ市場に期待できないということです。そこで、アントニオは国内市場のゲストを呼び込むことに期待をかけます。なので、約700ドルからという客室料金も値上げせず、据え置きすることにしました。
常連客は今シーズン、いくつかの小さな変化に気づくでしょう。スパとサウナは閉鎖されます。マッサージトリートメントは、オープンエアテラス付きの寝室で行われることになります。そして、ゲストに対するサービスは変わらないものの、マスクをつけたスタッフがお世話するのは滑稽かもしれません。でも、それもしばらくすれば、気にしなくなってしまうことでしょう。
ポジターノでの優雅なバカンスを楽しみにしていた日本の方々には残念なお知らせですが、来年はさらに素晴らしいホスピタリティを提供してくれることは間違いありません。
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